トリマー資格の種類と認定団体一覧


トリマーの資格は国家試験ではありませんので、民間レベルの技術認定です。資格を所持していることで、基礎知識や技術の判断基準になりますので職に付きやすくなります。

トリマー資格の種類と認定団体一覧

JKC公認のトリマーは、他のトリマー資格よりも知名度が高く、一般受験も多く開かれているためトリマー資格がとりやすいです。
さらにJKC独自の養成機関や専門校受講コースなどがあるため、所持者が非常に多いという特徴があります。資格の内容は1種類ではなく段階分けされており、知識や技術に応じて資格が異なります。
最も所持者が多いのはJKCのB級資格です。C級を取得して2年以上経過していることが条件でブロックトリマー協議会が受講資格を与えたものが試験を受けられます。
JKCの養成機関を利用したメリットとして、経過期間の短縮や問題の範囲などの差があります。短縮期間の例としては、B級の資格を所持するのに一般的には4年かかるところが、2年で受講資格が取得できます。

JDAは厚生労働省の認可を受けた愛犬技術者の資格を認定している機関です。JDA公認トリマー3段階にランク分けがされており、3級から1級までを取得するのには階級取得が条件となっています。
3級を受講する際には、協会が指定する学校の在校生、卒業生であることが条件となり2年間で1級の受験資格が与えられます。専門学校も全国に多数あるため、取得しやすい資格になります。

ICC(インターナショナル・キャット・クラブ)は名前の通り猫のトリマーの資格です。この資格は3段階に分かれており、C級をまずは取得してから1年以上実務経験や養成機関などで履修後にB級のライセンスを取得することができます。
C級取得には公認の学校で規定をクリアしたのち、1年以上会員になっていること、もしくは資格取得から実務経験を2年以上経過していることが条件になります。

JAHTAが認定するペット・グルーミング・スペシャリストは、ヤマザキ動物専門学校の動物管理学科を修了したのちに試験に合格する必要があります。他のトリマー資格とは異なる点が女性限定であるということです

AKC認定トリマーは、青山ケンネルスクールが主催しているトリマーライセンスです。B級のライセンスは実技で45頭分完全に仕上げることができれば取得できます。さらに上のA級は同じように100頭分になります。在校生であることが受講の条件です。

PD公認トリマーは、日本警察犬協会が主催する資格です。一般的なトリマーとは異なり限定される要素が多いのが特徴です。PD会員限定でエアデール・テリア犬種限定のトリマー資格です。

JSAE公認トリマーは、JSAE指定の学校に3年間在籍したものが受験できる資格です。人材育成に力を入れている団体で、トリマーだけでなく動物看護師、訓練士、動物介在福祉士など幅広い分野の資格があります。

以上のように、トリマー資格は多くの団体が認定しており、種類が豊富にあります。どの資格を所持すれば良いのか事前にしっかりと確認してから、将来を考えるようにすると良いでしょう。


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