ペットブリーダーになるために必要な資格と収入


ペットブリーダーは動物の命を扱うことになりますので、難しい資格が必要と思ってしまいがちですが、販売を目的としない場合には実は資格は必要ありません。
販売を目的とした場合には、各都道府県で定められた届け出が必要となります。

ペットブリーダーに必要な資格と収入について

ペットブリーダーになりたいと思っても、普通の仕事のように簡単にはいきません。個人で事業をしている人がほとんどなので会社に応募して入社するのではなく、すでにブリーダーとして働いている人の下で経験を積むことから始めるのが基本です。
まったくの未経験者でも受け入れてくれる場合はありますが、将来を考えてブリーダー養成の専門学校や通信講座を利用して知識や技術をある程度身に付けておく方が良いでしょう。
将来的には独立開業を目指す人がほとんどになりますので、動物の知識は少しでも多い方が良いでしょう。

ペットブリーダーの収入源は、繁殖させたペットを販売して利益にすることです。飼育するペットによって収入は異なりますが、一般的に人気が高い犬と猫の場合の相場は年収300万円から400万円ほどになります。
他のお仕事と異なる点はペットの飼育を毎日することが基本となりますので、365日営業して働き続けていることです。
そのため、働いている時間や日数を考えてみると決して高い年収とは言えません。それでも動物が好きで、ブリーダーを仕事としたいと思える人であれば問題なく続けることができます。

ブリーダーとしてペットを販売するためには、各都道府県別の動物取扱業の届け出を提出して認可を受ける必要があります。
登録するためには動物取扱責任者の講習を受講します。資格を取得するには、動物取扱業の種別ごとに6カ月以上の実務経験をしている人、知識や技術を学ぶために1年以上の教育する学校を卒業していること、資格試験に合格していることが条件です。
その後、登録申請を行い立ち入り検査などを受けたのちに合格することができれば実際に営業することができるようになります。これは東京都の場合になりますので、開業する都道府県でそれぞれ異なります。

動物がただ単純に好きだからという理由でできる内容の職業ではなく、責任をもって日頃からきちんと世話をしてあげられるような人以外、ブリーダーは難しいでしょう。
特別な資格が必要ない反面、仕事にすることを考えると大変です。そのことを理解した上で本気でペットブリーダーを目指す場合には、多くの正しい知識を学ぶようにしましょう。


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