ペットの仕事で開業するためには(資格と準備)


ペット関連の仕事でいずれは独立開業をしたいという人も多いでしょう。ただし、ペットの仕事で開業するためにはいろいろな準備をしなくてはいけません。
これは法律で決まっていることも含みますので、事前にしっかりと対策をしておく必要があります。

ペットの仕事で開業するためには

まず、絶対にしておく必要があるのが動物取扱業の登録になります。この登録とあわせて動物取扱責任者を選任する必要があるのを覚えておいてください。

そもそも動物取扱業の登録とはなにかという話をしていきます。
法律によって動物を取り扱う業務を行う時には、必ずこの資格を取得して登録をしなければなりません。動物を取り扱う業務とはなにかですが、販売、保管、貸出、訓練、展示などが該当します。例えば販売ですと、ペットショップなどの他にも販売目的の輸出入やインターネットの通信販売、露天などの販売もあてはまるのです。
ほぼ動物を取り扱う業務すべてが該当するといっても良く、開業を目指すなら絶対に必要となります。
ちなみに動物取扱業の対象となるのは哺乳類と爬虫類、鳥類です。実験動物や産業動物は対象となりません。魚類や両生類についても同様です。
この登録を行う方法は、各自治体に申請をし、その後に講習会などの受講を受ける必要があります。

動物取扱責任者の選任ですが、これは経験要件と学歴要件、資格要件の3つを満たしている人を対象としています。
経験要件とは営もうとしている業種で半年以上の実務経験があることを意味しており、学歴要件は同業種で1年以上の教育機関で学び、修了していることが条件です。
最後の資格要件ですが、これも営もうとする業務にかかる資格を取得しているのが条件になります。
例えばですが、動物病院を開業するのであれば獣医師の免許が必要だという形です。
他にもペットを販売するのであれば、ペット販売に関わる資格などが必要になりますので覚えておいてください。
ちなみに動物取扱責任者は開業する本人でなくとも問題ありません。自分はオーナーという形で他の人に店長を任せる形式を取れるので、その点は安心してください。
他にも破産をしていない、動物愛護法に違反し罰金刑以上に処されていないなどが条件となっています。

ペットの仕事で開業するためには動物取扱責任者の選任と動物取扱業の登録の2つが必須条件です。
この登録を行うためにも、実務経験と資格を所有をしている必要がありますので、事前に取得しておくことが重要です。
基本的には、資格を取得してもいきなり開業ができないという形になりますので、その点は特にしっかりと覚えておきましょう。


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