Monthly Archives: 11月 2017

ドッグトレーナーズ資格(CPDT)の概要

日本国内で取得できるドッグトレーナーの資格の中で、唯一世界基準とされているのがCPDTになります。
ドッグトレーナーの資格そのものは他にもあるのですが、国際的に通用することから最も知名度も信用度も高いのが特徴です。

ドッグトレーナーズ資格(CPDT)について

ドッグトレーナーズの資格はペットドッグトレーナーズ資格認定協会が認定する資格になります。CPDTとはドッグトレーナーズ資格の略称です。
ちなみに認定協会のことはCCPDTという略称で呼ばれています。
CPDTの資格を取得するには検定試験を受ける必要があるのですが、この受験条件がかなり厳しく設定されているのが特徴です。
受験者資格ですが、1つに過去5年間で300時間以上のドッグトレーニング経験があるかどうかを問われます。さらに300時間中の75%となる225時間以上はインストラクターとして指導を行う立場でないといけません。
もう1つの条件が獣医師や他のドッグトレーナー、もしくは勤務する店舗のお客さんからの推薦状が必要という点です。
プロとして一定の実力を持つ人しか受験できないシステムになりますが、資格のレベルを維持するために行われています。
試験内容も厳しく4時間で250問のマークシート方式のものをクリアしなくてはいけません。
これだけ難易度が高いのですが、合格できれば名前の後ろにCPDTの称号をつけることができます。これは世界的にも通用する一流のドッグトレーナーの証明でもあるのです。

このドッグトレーナーズの資格ですが、3年毎に更新しなくてはいけません。更新をしない場合は資格が破棄されますので注意してください。
更新をするには再度試験を受験し合格をする方法と、継続的にCCPDTが実施する教育単位を取得する方法があります。
後者を選択した場合は資格取得後の3年間で36教育単位を獲得していなくてはいけないので注意してください。
この教育単位ですが、カンファレンスに参加することで取得できます。1日の受講で6単位となり、最大で1年間に3日間受講して18単位が獲得できる形です。
つまり、3年間で最低でも6日間はカンファレンスに参加をして、36単位分を取得しておく必要があります。

犬に関連する資格の中でも最難関といっても良いほどの資格が、ドッグトレーナーズです。
受験資格を得るだけでも大変なのですが、仮に試験に合格したとしても資格を維持するためには気を抜くことができません。
取得をするのも維持するのも難しいだけに、ドッグトレーナーズの資格は社会的な信用度も高いのが特徴です。試験内容もハードですが、その分チャレンジのしがいがある資格でもあります。プロのドッグトレーナーを目指す方は、受験条件を満たせるように段階的に努力することが大切ですよ。

ペットスタイリストの概要と難易度

トリマー資格の中でも取得しやすいもの、取得しにくいものがあります。
その中でも、認知度が高く取得しやすいJADP協会認定のトリマーペットスタイリストがあります。認知度が高い資格の方がアピールが出来ますので、職を探すときには有利になります。

ペットスタイリストの概要と難易度について

JADP協会はペット関係だけでなく医療、福祉、介護などをはじめとするあらゆる分野の資格を取得することができる団体です。知名度も高く幅広い分野で人材を育てている団体になりますので、資格としての質も高いです。
他のトリマー資格と比較しても認知度が高いといえるでしょう。
多くの知識や技術を有するトリマーの育成を目的としているため、基礎知識はもちろんのこと犬種ごとのカットスタイル技術までしっかりと習得できます。
さらに所持していることにより、動物病院やペットサロンなどで働きやすくなります。
無資格でもトリマーにはなれますが、知識も技術もなくトリマーを目指すのは難しいため、資格を所持している方が有利になるでしょう。

この資格の人気が高い理由には、在宅しながらでも取得できるという点です。他のトリマー資格は学校に数年通わないと取得できないものもありますが、トリマーペットスタイリストなら知識がない状態から約5カ月程度で修了が可能になります。
犬の知識を学びながら、犬ごとのカットをテキストやDVDで学ぶことができます。これなら他の仕事をしながらでも勉強できます。
忙しい主婦の人でも空いている時間を利用して勉強ができるのは嬉しいポイントですよね。
資格取得講座のカリキュラムを修了したのちに、JADP協会ホームページにある試験申し込みを行います。自宅に発送される試験問題を自宅で回答するだけになります。わざわざ試験場に行ったりすることはありません。70%以上の正解で合格です。
真面目にカリキュラムを修了すれば、ほとんどの人が合格できるほどの難易度になっています。講座から受講まですべてが自宅で行えます。

学校に数年間通わないと取得できないトリマー資格もあります。
通うとなると学費が多くかかるだけでなく時間もかかります。通学時間だけを考えても多くの時間がかかりますが、自宅で受講できるのであれば手軽ですね。
何も資格を所持しない状態でもトリマーになることは可能ですが、その状態で雇ってくれるペットショップやサロンなどは少ないでしょう。
僅か5カ月程度で取得することができるため、トリマーを目指したいと考えている方には手軽でオススメの資格です。まずは入門編としてチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

トリマー資格の種類と認定団体一覧

トリマーの資格は国家試験ではありませんので、民間レベルの技術認定です。資格を所持していることで、基礎知識や技術の判断基準になりますので職に付きやすくなります。

トリマー資格の種類と認定団体一覧

JKC公認のトリマーは、他のトリマー資格よりも知名度が高く、一般受験も多く開かれているためトリマー資格がとりやすいです。
さらにJKC独自の養成機関や専門校受講コースなどがあるため、所持者が非常に多いという特徴があります。資格の内容は1種類ではなく段階分けされており、知識や技術に応じて資格が異なります。
最も所持者が多いのはJKCのB級資格です。C級を取得して2年以上経過していることが条件でブロックトリマー協議会が受講資格を与えたものが試験を受けられます。
JKCの養成機関を利用したメリットとして、経過期間の短縮や問題の範囲などの差があります。短縮期間の例としては、B級の資格を所持するのに一般的には4年かかるところが、2年で受講資格が取得できます。

JDAは厚生労働省の認可を受けた愛犬技術者の資格を認定している機関です。JDA公認トリマー3段階にランク分けがされており、3級から1級までを取得するのには階級取得が条件となっています。
3級を受講する際には、協会が指定する学校の在校生、卒業生であることが条件となり2年間で1級の受験資格が与えられます。専門学校も全国に多数あるため、取得しやすい資格になります。

ICC(インターナショナル・キャット・クラブ)は名前の通り猫のトリマーの資格です。この資格は3段階に分かれており、C級をまずは取得してから1年以上実務経験や養成機関などで履修後にB級のライセンスを取得することができます。
C級取得には公認の学校で規定をクリアしたのち、1年以上会員になっていること、もしくは資格取得から実務経験を2年以上経過していることが条件になります。

JAHTAが認定するペット・グルーミング・スペシャリストは、ヤマザキ動物専門学校の動物管理学科を修了したのちに試験に合格する必要があります。他のトリマー資格とは異なる点が女性限定であるということです

AKC認定トリマーは、青山ケンネルスクールが主催しているトリマーライセンスです。B級のライセンスは実技で45頭分完全に仕上げることができれば取得できます。さらに上のA級は同じように100頭分になります。在校生であることが受講の条件です。

PD公認トリマーは、日本警察犬協会が主催する資格です。一般的なトリマーとは異なり限定される要素が多いのが特徴です。PD会員限定でエアデール・テリア犬種限定のトリマー資格です。

JSAE公認トリマーは、JSAE指定の学校に3年間在籍したものが受験できる資格です。人材育成に力を入れている団体で、トリマーだけでなく動物看護師、訓練士、動物介在福祉士など幅広い分野の資格があります。

以上のように、トリマー資格は多くの団体が認定しており、種類が豊富にあります。どの資格を所持すれば良いのか事前にしっかりと確認してから、将来を考えるようにすると良いでしょう。

獣医師の仕事内容と年収

獣医師は一般家庭のペットの病気やケガを治してあげるだけではありません。
犬や猫の治療を行う人というイメージがありますが、実は幅広い仕事内容があります。具体的にどのようなお仕事になるのか詳しく解説していきます。

獣医師の仕事内容と年収について

獣医師にはいくつかの種類があり、内容によって分けられています。
臨床獣医(小動物)は主に一般家庭のペットを診療する獣医師です。一般的な獣医師のイメージはこの職業です。犬や猫などの他、家庭で飼われているウサギやハムスターなども診察します。
中には特殊なペットを飼育している家庭もあるため、幅広い知識が必要になります。

臨床獣医師(大動物)は、動物園や水族館などにいる大型の動物を診察する職種です。病気やケガを治すことだけでなく、体調管理や出産などにも携わるため専門的な知識が必要になります。
厚生労働省、農林水産省で国家公務員として獣医師をすることもできます。
国民の安全を守るために、海外から輸入される動物などの管理が主なお仕事です。海外の動物には感染症の原因や病原菌が付着している場合もあります。国内に広まると大きなニュースになってしまいます。それを未然に防ぐという重要な役割があります。
都道府県の地方公務員として獣医をしている人もいます。家畜の衛生検査や繁殖などのサポートをして、畜産農家を支えながら消費者の安全を守るお仕事です。

獣医師の給料は働く勤務先と地域、技術や経験で大きく変わります。動物病院では23万前後からスタートして、院長などになれれば35万円ほどの給料になります。
国家公務員、地方公務員として働く場合には、地方の給与体系によって大幅に支給額が異なりますが、安定しているのと待遇が非常に良いと言われている反面、給与水準が低い特徴があります。獣医師全体から見た平均年収は40歳ほどで600万円以上です。これは、一般的なお仕事をしているよりも高い水準になっています。将来的に独立開業をすることにより、年収をさらにアップすることは可能です。

獣医は医者と同じように資格を取得するのが大変な職業なので、給与も将来的に見れば良いものになっています。
仕事内容はハードで労働時間も長い傾向にあります。忙しい中でもやりがいは他の職業よりも十分にあると言えます。
動物が好きで面倒を見たいという軽い気持ちでなれる職業ではありませんが、本気でやりがいや情熱を持ち続けることができれば生涯やり続けられる仕事ですので、以上を参考にして検討してみましょう。

獣医師の資格取得方法と難易度

獣医師はペット業界の中でも資格が必須となる職業です。人間の医者と同じ存在になりますので、誰でも手軽に獣医になれるというわけではありません。
十分にやりがいのあるお仕事ですが、獣医師になるためには国家試験を受けて資格を取得する必要があります。
難しいと感じてしまうと思いますが、命を守るというのはそれほど重要なことなのです。

獣医師の資格取得方法と難易度

資格を取得するには大学で知識や技術を学ぶ必要があります。この点が他のペット関係のお仕事とは大きく異なる点です。
さらに一般的な大学のように4年ではなく6年間通う必要があるため、資格を取得するまでに時間がかかります。医学の知識を学ぶため費用が高く、平均すると6年間で1000万円以上も必要になります。
さらに獣医学部のある大学は国立、公立、私立を合わせて全国に16校しかないため、入学するだけでも大変です。難易度としては医学部のレベルを超えるほどだと言われています。非常に狭き門と考えて良いでしょう。
生き物の病気やケガに携わるというのはそれだけ責任もありますし、知識や技術が必要になります。大変だと感じてしまいますが、動物が好きな人にとっては最高にやりがいのある職種だといえるでしょう。

まずは高校を卒業して獣医大学、大学内にある獣医学部に入学する必要があります。資格は6年間真面目に受講していればほとんどの人が合格できると言われている国家試験に合格することで得られます。
合格率は8割ほどになりますが、1年に1回しか試験がないため落ちてしまうと1年間が無駄になってしまいます。大学に入るために非常に苦労をしますが、国家試験の合格率を考えると希望が見えてきます。
2017年度の獣医大学の倍率はどれも10倍を超えています。動物が本当に好きで勉強を頑張れる人であれば、この狭き門を超えることができるはずです。必要になるのは熱意とやる気です。
倍率がいくら高くても、一生懸命勉強して多くの知識を身に付ければ合格率はアップします。

獣医になるということは、どれほど難しいことなのか分かっていただけたでしょうか。
動物の世話をして命を救ったり、ケガを治してあげることは本当に素晴らしいことです。誰でも簡単に獣医になれるわけではありませんし、将来性を考えても非常に良い職業になります。
獣医は国家資格なので日本全国どこででも使用することができるため、職に困ることもありません。本気で獣医を目指すためには人より少しでも多い正しい知識を身に付けることが近道になります。ぜひ挑戦してみましょう!

ペットトレーナー資格の概要と必要な費用

ペットトレーナーは一般的な家庭で飼われているペットの訓練や指導を行う職業なのですが、資格が必須になる職ではありません。
しかしペットトレーナーの求人はそれほど多くないため、資格を所持していなければその時点で採用される可能性が少なくなってしまいます。
ペットトレーナーを目指すには、まずは資格を取得するのが良いでしょう。

ペットトレーナー資格の概要と必要な費用について

ペットトレーナーといっても基本的には犬のトレーナーの求人がほとんどです。ドックトレーナーはよく耳にしますが、キャットトレーナーは聞いたことがない人がほとんどではないでしょうか。
犬はしつけをすることで言うことを聞くようになりますが、猫は言うことを聞かせないと困る状況が少ないため猫のトレーナーは少ないのです。
もちろん、ゼロではありませんので猫のトレーナーを目指すこともできます。

ペットトレーナーの資格を取得するには、トレーナー養成学校や通信講座を利用します。
必ず資格が必要というわけではないのですが、知識や技術がなければトレーナーになるのは難しいです。ペットの生態や特徴、食事や病気、しつけやマナーなどの知識を十分に学ぶ必要があります。
養成学校では通学して学ぶため本格的な知識や技術を身に付けることができる反面、忙しい人だと通うのが難しくなってしまいます。
通信講座であれば忙しい人でも自宅で知識や技術を身に付けることができるため、空いている時間を利用して資格を取得することが可能です。実践を積まなければ覚えられないこともたくさんありますので、最低限の知識と技術は学んだ方が良いです。
また様々ですが、養成講座では場合80万円から100万円くらい、通信講座では20万円以下で勉強ができます。

ペットトレーナーの給料は地域や企業によって大きく変わります。ペットショップなどで働く場合には平均すると18万円前後が基本となります。
警察犬訓練所などで働く場合には10万円程度と少し安くなってしまいます。大変なお仕事にも関わらず給料が安いと感じてしまいますが、将来性を考えると良い仕事です。
ペットショップなどで技術をさらに向上して将来独立開業をすれば大きな収入になります。雇用される企業によって給与だけでなく待遇も変わりますので、良く考えて就職先を探さなければいけません。

ペットにはきちんとしたしつけが必要になりますので、ペットトレーナーのお仕事は今後さらに需要は高まるでしょう。
とくに集合住宅などが増えている現在では、しつけがされていないペットは飼育しにくくなってしまいます。将来性を考えてもトレーナーはやりがいのある良いお仕事です。ぜひ資格に挑戦してみましょう。

ペットトリマーになるために必要な資格と給料

ペットトリマーはペット業界の中でも就職しやすい職業です。資格も他の職種と比較すると手軽に取得することができますし、勤務先も見つけやすい職になっています。
トリマーの資格は全国共通ですが、給料は地域によって異なります

ペットトリマーに必要な資格と給料について

ペットトリマーは人間でいう美容師と同じです。犬や猫などの動物の毛を綺麗にカットして、美しく整えてあげるという仕事になります。人間と同じように見た目の美しさを保つためだけでなく、ペットの場合には健康の管理にも影響があります。
毛が長く伸びすぎてしまうと、汗や汚れが付着しやすくなってしまうため、ペットの健康に悪影響を及ぼす危険性があるのです。
そのため、ペットを飼っている人がいる限りはトリマーのお仕事はなくならないでしょう。

トリマーの資格は国家資格ではありませんので、それほど難しいものではありません。資格がなかったとしてもトリマーとして働くことは可能ですが、資格がない人を雇用してくれるペットサロンが少ないため、最低限トリマーの資格は取得するようにしましょう。
資格を取得するにはトリマー養成の専門学校に行く方法と、通信講座を利用して資格を取得する方法の2種類があります。
それほど難しいものではないため、資格取得にかかる費用を考えると通信講座を利用した方が手軽です。他の仕事をしていたり、育児や家事をしながらでも通信講座なら合間に知識や技術を学ぶことができます。
最終的に検定に合格すればトリマーとしての資格を取得できます。

トリマーのお仕事はアルバイトや契約社員、正社員としての雇用があります。給料は地域にもよりますが、月給を平均すると14万円から20万円ほどになります。
個人店で雇用されるか、大手チェーン店で雇用されるかによって収入が大きく変わってしまうこともあります。
さらに、土日祝日などの休みの日が忙しくなりますので、忙しい日だけ出勤するという雇用形態もあります。アルバイトの時給は平均すると750円から1200円ほどと高くはありませんが、やりがいは十分にあるお仕事です。
店によってはトリミング以外のお仕事を任されてしまうこともあるため、雇用条件や仕事の内容などトータル的に判断して就職先を選ぶようにしてください。

ペットトリマーは他のお仕事と比較すると大変にはなります。直接動物に触ってケアをしてあげるのは、物を作ったりするよりも大変気を遣うでしょう。
それを理解した上で、動物が好きでペットトリマーを目指すためには最初に関連資格を取得するようにするのが良いでしょう。

ペットブリーダーになるために必要な資格と収入

ペットブリーダーは動物の命を扱うことになりますので、難しい資格が必要と思ってしまいがちですが、販売を目的としない場合には実は資格は必要ありません。
販売を目的とした場合には、各都道府県で定められた届け出が必要となります。

ペットブリーダーに必要な資格と収入について

ペットブリーダーになりたいと思っても、普通の仕事のように簡単にはいきません。個人で事業をしている人がほとんどなので会社に応募して入社するのではなく、すでにブリーダーとして働いている人の下で経験を積むことから始めるのが基本です。
まったくの未経験者でも受け入れてくれる場合はありますが、将来を考えてブリーダー養成の専門学校や通信講座を利用して知識や技術をある程度身に付けておく方が良いでしょう。
将来的には独立開業を目指す人がほとんどになりますので、動物の知識は少しでも多い方が良いでしょう。

ペットブリーダーの収入源は、繁殖させたペットを販売して利益にすることです。飼育するペットによって収入は異なりますが、一般的に人気が高い犬と猫の場合の相場は年収300万円から400万円ほどになります。
他のお仕事と異なる点はペットの飼育を毎日することが基本となりますので、365日営業して働き続けていることです。
そのため、働いている時間や日数を考えてみると決して高い年収とは言えません。それでも動物が好きで、ブリーダーを仕事としたいと思える人であれば問題なく続けることができます。

ブリーダーとしてペットを販売するためには、各都道府県別の動物取扱業の届け出を提出して認可を受ける必要があります。
登録するためには動物取扱責任者の講習を受講します。資格を取得するには、動物取扱業の種別ごとに6カ月以上の実務経験をしている人、知識や技術を学ぶために1年以上の教育する学校を卒業していること、資格試験に合格していることが条件です。
その後、登録申請を行い立ち入り検査などを受けたのちに合格することができれば実際に営業することができるようになります。これは東京都の場合になりますので、開業する都道府県でそれぞれ異なります。

動物がただ単純に好きだからという理由でできる内容の職業ではなく、責任をもって日頃からきちんと世話をしてあげられるような人以外、ブリーダーは難しいでしょう。
特別な資格が必要ない反面、仕事にすることを考えると大変です。そのことを理解した上で本気でペットブリーダーを目指す場合には、多くの正しい知識を学ぶようにしましょう。

安い費用で取れるペットの資格ってどれ?

ペット業界で働くためには資格を所持している方が有利になりますが、資格を取得するのにはある程度の費用が掛かります。
資格によっても掛かる費用が異なりますので、どの程度の費用が掛かるのか事前に調べておくと安心できるでしょう。

安い費用で取れるペットの資格

資格を取得するためには、大学や短大を利用する方法や通信講座を利用する方法、独学で学ぶ方法があります。
中でも一番高額になってしまうのが、動物関連の大学や短大を利用する方法です。平均すると入学金だけでも100万円前後になりますし、授業料は1年間に50万円から100万円程度掛かってしまいます。
獣医師系の資格を取得したい場合には、6年間通う必要がありますので他の資格よりも費用が高額となります。大学や短大を利用することで幅広い知識や技術を取得することができる反面、費用が非常に高くなってしまいます
勉強に掛かる費用だけでなく、交通費なども必要になりますので思っている以上に費用が掛かります。

最近注目されているのが通信講座を利用して資格を取得する方法です。
取得できる資格の種類も豊富ですし、何よりも取得するまでの費用を安くすることができます。
そのため、学費を安く済ませたいと思っている人や、通学している時間がないという人にもおすすめできます。転職のために働きながら利用したり、他の専門学校に行きながら利用することも可能です。
ペット資格の中でもとくに安く取得することができる人気の高いペットトリマーなら3万円から4万円程度で取得することが可能です。
大学のように幅広く知識を学ぶことは難しいですが、メールやインターネットなどを利用してプロがきちんと指導をしてくれますので、専門的な知識を学ぶことができます。

独学で勉強をする方法は上記の2種類よりも大幅に安く済ませることができます。勉強に掛かる費用はテキスト代だけになりますので、誰でも手軽に勉強ができます。
しかし、独学で知識は学ぶことができますが技術力を学ぶことができないというデメリットがあります。ペットの資格には実技試験があるものがほとんどです。いくら知識があっても、実際に技術力がなければテストに合格することが難しくなってしまうでしょう。

このように大きく分けると3つの方法があります。とにかく安い費用でペット資格を取得したい場合には、ペットトリマーを目指すのがおすすめです。
さらに安い費用でペット資格を取得したいと考えた場合には、通信講座を利用すると良いでしょう。無理なく資格を取得して、自分のなりたい職業を目指すようにしましょう。

ペットのマッサージに関する資格(概要・難易度)

最近のペット業界で話題となっているのがマッサージです。
ペットは家族とする考え方も浸透してきているのですが、それ以上に近年では自分の子どもと同じように扱う人も増えています。そうした状況で発生してきたのがペットのマッサージです。

ペットのマッサージに関する資格 ~概要・難易度~

本来ペットは野生の生き物であり、飼育されることはどんな環境であってもストレスがかかるものだと考えてください。
特に散歩も最低限となりがちな室内犬の場合は運動不足などから血行不良に陥りやすい現状があるのです。
そこでストレスの緩和や血行不良を改善する効果が期待されるのが、ペットのマッサージになります。
特に代表的なのがドッグマッサージの資格でしょう。
ドッグマッサージはスウェーデンが発祥の技術であり、動物専門の理学療法をもとにして考案されたものになります。
この資格なのですが、すべて民間団体が行っている資格となるので、それぞれ名称が異なっているのが特徴です。
ドッグセラピストドッグマッサージセラピストなどのような名称となっており、それぞれ通信講座を受講することで取得できます。難易度としては高くありませんので、トリマーなどペット関連の資格を取得する時に同時に勉強する人も増えています。
ペット業界に就職をするにしても、役立つ資格が複数あった方が良いことも事実です。
資格の取得には専門学校に通うか、先程お伝えしたように通信講座を受講するかのどちらかになります。
資格によっては講座修了後にセミナーに参加したり、実技研修を受ける必要もありますので、ご自身に合わせて取得してください。

もう1つ資格として紹介をしておきたいのが、日本ペットマッサージ協会が認定しているペットのための東洋医学アドバイザー資格です。
先にお伝えしたのは理学療法を用いたもので、いわゆる西洋医学をもとにした資格ですが、こちらは東洋医学を理論の根本にしています。
ペットマッサージと記載されているのですが、ツボや経絡の流れなどを学習し、ペットに伝統的な東洋医学の療法を施せるようになる資格です。
2日間の集中講座を受講した後に認定試験を受け、合格できれば取得できます。
専門的な知識が必要となるので難易度そのものは低くありませんが、基礎的なことをしっかりと理解できれば問題ないレベルです。

ペットのマッサージに関する資格も増えています。
その中でも代表的なのがドッグマッサージとペット東洋医学アドバイザーの資格になります。
いずれも専門的な知識を一から学ぶことができますので、初心者でも受講可能となっています。